記事一覧 2024
-
Kubernetes Upstream Training in Japanの取り組みの紹介
By Junya Okabe (筑波大学) / Organizing team of Kubernetes Upstream Training in Japan | 2024.10.28 in ブログ
私たちは、Kubernetes Upstream Training in Japanのオーガナイザーチームです。 チームは、Kubernetesへのコントリビューションを続けるメンバーで構成され、その中にはReviewerやApprover、Chairといった役割を担う人々も含まれています。 私たちの目標は、Kubernetesのコントリビューターを増やし、コミュニティの成長を促進することです。Kubernetesコミュニティは親切で協力的ですが、初めての貢献はややハードルが高いと感じる方もいま …
-
Kubernetes 1.31: Fine-grained SupplementalGroups control
By Shingo Omura (Woven By Toyota) | 2024.08.22 in ブログ
この記事ではKubernetes 1.31の新機能である、Pod内のコンテナにおける補助グループ制御の改善機能について説明します。 動機: コンテナイメージ内の/etc/groupに定義される暗黙的なグループ情報 この挙動は多くのKubernetesクラスターのユーザー、管理者にとってあまり知られていないかもしれませんが、Kubernetesは、デフォルトでは、Podで定義された情報に加えて、コンテナイメージ内の/etc/groupのグループ情報を マージ します。 例を見てみましょう。こ …
-
Kubernetes v1.31: キャッシュからの整合性のある読み込みによるクラスターパフォーマンスの向上
By Marek Siarkowicz (Google) | 2024.08.15 in ブログ
Kubernetesはコンテナ化されたアプリケーションの堅牢なオーケストレーションで知られていますが、クラスターの規模が拡大するにつれて、コントロールプレーンへの負荷がボトルネックとなる可能性があります。 特に大きな課題となっていたのは、etcdデータストアからのデータ読み込みの厳密な整合性を保証することです。 これを実現するには、リソースを大量に消費するクォーラム読み込みが必要でした。 本日、Kubernetesコミュニティは、大きな改善を発表できることを嬉しく思います。 Kubernetes …
-
Kubernetes v1.31: Elli
By Kubernetes v1.31 Release Team | 2024.08.13 in ブログ
編集者: Matteo Bianchi, Yigit Demirbas, Abigail McCarthy, Edith Puclla, Rashan Smith Kubernetes v1.31: Elliのリリースを発表します! これまでのリリースと同様に、Kubernetes v1.31では新たなGA、ベータ、アルファの機能が導入されています。 継続的に高品質なリリースを提供できていることは、私たちの開発サイクルの強さと、活発なコミュニティのサポートを示すものです。 今回のリリースで …
-
SIG Nodeの紹介
By Arpit Agrawal | 2024.06.20 in ブログ
コンテナオーケストレーションの世界で、Kubernetesは圧倒的な存在感を示しており、世界中で最も複雑で動的なアプリケーションの一部を動かしています。 その裏では、Special Interest Groups(SIG)のネットワークがKubernetesの革新と安定性を牽引しています。 今日は、SIG NodeのメンバーであるMatthias Bertschy、Gunju Kim、Sergey Kanzhelevにお話を伺い、彼らの役割、課題、そしてSIG Node内の注目すべき取り組みにつ …
-
Kubernetesの10年間の歴史
By Bob Killen (CNCF), Chris Short (AWS), Frederico Muñoz (SAS), Kaslin Fields (Google), Tim Bannister (The Scale Factory), and every contributor across the globe | 2024.06.06 in ブログ
10年前の2014年6月6日、Kubernetesの最初のコミットがGitHubにプッシュされました。 Go、Bash、Markdownで書かれた250のファイルと47,501行のコードを含むその最初のコミットが、今日のKubernetesプロジェクトの始まりでした。 それから10年後の今日、Kubernetesが44か国から8,000社以上の企業、88,000人以上のコントリビューターを有する、これまでで最大のオープンソースプロジェクトの一つに成長するとは誰が予想したでしょうか。 このマイル …
-
Kubernetes史上最大の移行作業を完了
By Andrew Sy Kim (Google), Michelle Au (Google), Walter Fender (Google), Michael McCune (Red Hat) | 2024.05.20 in ブログ
Kubernetes v1.7以降、Kubernetesプロジェクトは、クラウドプロバイダーとの統合機能をKubernetesのコアコンポーネントから分離するという野心的な目標を追求してきました(KEP-2395)。 この統合機能はKubernetesの初期の開発と成長に重要な役割を果たしつつも、2つの重要な要因によってその分離が推進されました。 1つは、何百万行ものGoコードにわたってすべてのクラウドプロバイダーのネイティブサポートを維持することの複雑さが増大していたこと、もう1つ …
-
Gateway API v1.1: サービスメッシュ、GRPCRoute、そして更なる進化
By Richard Belleville (Google), Frank Budinsky (IBM), Arko Dasgupta (Tetrate), Flynn (Buoyant), Candace Holman (Red Hat), John Howard (Solo.io), Christine Kim (Isovalent), Mattia Lavacca (Kong), Keith Mattix (Microsoft), Mike Morris (Microsoft), Rob Scott (Google), Grant Spence (Red Hat), Shane Utt (Kong), Gina Yeh (Google), and other review and release note contributors | 2024.05.09 in ブログ
昨年10月のGateway APIの正式リリース後、Kubernetes SIG NetworkはGateway APIのv1.1リリースを発表しました。 このリリースでは、いくつかの機能が 標準機能 (GA)に昇格しています。 特にサービスメッシュとGRPCRouteのサポートが含まれます。 また、セッション維持とクライアント証明書の検証を含む新しい実験的機能も導入しています。 新機能 GAへの昇格 このリリースでは、4つの待望の機能が標準機能に昇格しました。 これにより、これらの機能は実験 …
-
DIY: Kubernetesで自分だけのクラウドを構築しよう(パート3)
By Andrei Kvapil (Ænix) | 2024.04.05 in ブログ
Kubernetesの中でKubernetesを実行するという最も興味深いフェーズに近づいています。 この記事では、KamajiやCluster APIなどのテクノロジーとそれらのKubeVirtとの統合について説明します。 以前の議論では、ベアメタル上でのKubernetesの準備と、Kubernetesを仮想マシン管理システムに変える方法について説明しました。 この記事では、上記のすべてを使用して、本格的な管理対象のKubernetesを構築し、ワンクリックで仮想Kubernetesクラス …
-
DIY: Kubernetesで自分だけのクラウドを構築しよう(パート2)
By Andrei Kvapil (Ænix) | 2024.04.05 in ブログ
Kubernetesエコシステムだけを使って自分だけのクラウドを構築する方法について、一連の記事を続けています。 前回の記事では、Talos LinuxとFlux CDをベースにした基本的なKubernetes ディストリビューションの準備方法を説明しました。 この記事では、Kubernetesにおけるさまざまな仮想化テクノロジーをいくつか紹介し、主にストレージとネットワークを中心に、Kubernetes内で仮想マシンを実行するために必要な環境を整えます。 …